2010年11月9日火曜日

ミャンマー大使館前で総選挙反対するミャンマー人たち


ミャンマーで7日、20年ぶりに総選挙が実施されるなか、日本に住むミャンマーの人たちが、都内にあるミャンマー大使館前で抗議デモを行い、「軍が進める選挙は受け入れられない」などと訴えました。

東京・品川区にあるミャンマー大使館前で行われた抗議デモには、民主化運動にかかわるなどして母国を逃れ、今は日本で暮らすミャンマーの人たちおよそ600人が参加しました。参加者は「民主化運動のリーダー、アウン・サン・スー・チーさんや政治犯を釈放せよ」とか、「軍が進める選挙は受け入れられない」などとシュプレヒコールを上げ、選挙を強行した軍事政権を批判しました。また、参加者の一部が、持参したミャンマーの国旗に火をつけたため、警察ともみ合いになり、現場は一時、騒然となりました。デモを主催した団体の男性は「選挙は軍事政権の支配を正当化しようというもので、日本政府はその結果を決して認めないでほしい」と話していました。また、韓国のソウルでも、ミャンマーの人たちが大使館前でデモを行い、ミャンマーの国旗をはさみで切り裂くなどして、軍事政権に抗議しました。さらに、タイ北西部のミャンマーとの国境の町メーソートでも、ミャンマーの人たちによるデモが行われ、「われわれが投票するのはスー・チーさんだけだ」などと叫び、スー・チーさんを排除した形の選挙は無効だと訴えました。

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